教育訓練規定 (6.2.2)

1.0 目的
1.1 品質に影響する活動に従事するすべての社員に対する個人の力量やトレーニング・ニーズを明確にする手順を定め、維持します。

1.2 全ての社員は、自らの活動のもつ意味と重要性を認識し、品質目標の達成に向けて自らどのように貢献できるかを認識することを確実にします。

2.0 適用範囲
2.1 本手順は、品質マネジメントシステム(QMS)に影響を及ぼす活動に従事するすべての社員に適用します。

3.0 参照文書
3.1 ABC-QMS-FM-010:トレーニング計画表
3.2 ABC-QMS-FM-011:トレーニング個人記録
3.3 ABC-QMS-FM-012:クラス別トレーニング実施記録
3.4 ABC-QMS-FM-014:内部監査員一覧表
3.4 ABC-QMS-FM-013:製造部技術有資格者一覧表

4.0 定義
4.1 社員のトレーニングは、3つのグループで定義します。
a) 包括的:全ての社員に対して必ず実施される教育及びオリエンテーション 
これには、下記の事項が含まれます。
l 新規採用オリエンテーション:会社の歴史、製品、組織、安全性、緊急事態の対応など
l QMS:ISO9001(2000)
これには、個人の領域と業務に影響するISO9001(2000)の概要、品質方針、及びQMSの目的及び目標を含みます。
b) 仕事別:機能及び/又は仕事内容による
これには、ISO9001(2000)が要求する内部監査を網羅する16時間の内部監査員のトレーニングを含みます。
c) 能力開発:機能責任者と相談の上、教育の必要な個人を決定します

5.0 責任者
5.1 ISO管理責任者 (IMR)

6.0 手順
6.1 IMRは、各機能の責任者との相談の上、全社員に必要なトレーニングを特定し、品質に著しい影響を生じる可能性のある作業を行う全ての社員が確実に適切なトレーニングを受けるようにします。

6.2 IMRは、社員が受けているQMSトレーニングプログラムが会社の品質目的・目標を満たすよう、少なくとも年1回マネジメントレビュー会議でその内容を見直します。必要ならばIMRは、再教育又は新たな教育の必要性を検討します。

6.3 IMRは、全社員のトレーニングの必要性を明確にした上で、ISO関連事項、法的及びその他の要求事項等を含むトレーニングプログラムを「トレーニング計画表」(ABC-QMS-FM-010)で立て、それらのトレーニングを実施します。

6.4 各機能の責任者は、それぞれの社員の力量を「製造部技術有資格者一覧表」(ABC-QMS-FM-013)、「トレーニング個人記録」(ABC-QMS-FM-011)に基づき定期的に評価します。品質に著しい影響が生じる可能性のある作業を行う社員に対し、仕事に応じた継続的なQMSトレーニングを実施します。

6.5 トレーニングは、適切な資格または経験をもつ者が実施します。又、講師は、指導する内容に適した熟練した指導技術を持っていなければいけません。有資格者が指導に当たることが要求されているトレーニングについては、認定を受けた研修機関で資格を取得した者が指導します。

6.6 内部監査によって不適合が指摘された場合、IMRは、その不適合を是正するためにトレーニング内容を補足したり、新たなトレーニングを実施する必要があるかどうかを検討します。

6.7 各クラスのトレーニングの内容は、「クラス別トレーニング実施記録」(ABC-QMS-FM-012) に記録します。又、トレーニングの出席者は、トレーニングの修了を証明するために「トレーニング個人記録」(ABC-QMS-FM-011)に記入します。

6.8 それぞれのトレーニング記録には、社員名、所属部門、研修コース名、実施日時、実施場所、講師名、研修内容、試験があればその成績、講師のコメント等があれば記入します。

6.9 人員配置の際には、社員の「トレーニング個人記録」(ABC-QMS-FM-011)や「製造部技術有資格者一覧表」(ABC-QMS-FM-013)を見直し、配置する職務に適切なトレーニングを受けているかどうか評価します。教育が不十分な場合には、必要なトレーニングを実施します。又、内部監査員のトレーニングを修了した者は、「内部監査員一覧表」(ABC-QMS-FM-014)に記載されます。

6.10 全てのトレーニングは、IMRが追跡し、検証します。追跡及び検証事項には、トレーニングが対象となる社員に適切な内容であったかどうか、社員が確かにトレーニングを受けたかどうか、又社員がトレーニングの内容をどれだけ理解しているかどうかの把握を含みます。この検証方法として、トレーニングに参加した社員が提出するトレーニングレポートが使用されます。所定の社員がトレーニングを受けていない場合は、本人及び上司に連絡します。

6.11 それぞれの社外トレーニングの記録は、トレーニングレポート及び/又は修了書のコピーをIMRに提出することで記録されます。

7.0 記録
7.1 ABC-QMS-FM-010:トレーニング計画表
7.2 ABC-QMS-FM-011:トレーニング個人記録
7.3 ABC-QMS-FM-012:クラス別トレーニング実施記録
7.4 ABC-QMS-FM-013:製造部技術有資格者一覧表
7.5 ABC-QMS-FM-014:内部監査員一覧表